サプライズフィギュア制作

模型サークル「模好人（モスキート）」展示会に今回も声掛けいただきました。
代表のキャンさんとは意外なご縁から知り合って展示会参加の声掛けをいただくなど知り合いの少ない（特に趣味の模型関係）ガゼロにとって人の輪を広げるきっかけにもなった恩人でもあります。
その模好人展示会次は「１０周年」という事で何かしら記念になる（面白いこと）したいな〜と思っていたのですが、急遽5月開催（去年は10月開催）が決定！慌てて取り組み始める事に

造るのは以前誕生日に描いた似顔絵の立体化、できれば複製して販売が目標。時間が惜しいので手元にあった粘土の塊をベースに作業開始。基本は彫刻的に削って造形。小さいく細部に拘れないのが功を奏し早い段階で雰囲気が出てきました。（途中すっ飛ばして耳の位置調整段階の写真）

頭部の目処がついたところでボディに着手。
こちらも適当なサイズの粘土塊を削り出して胴体、足をざっくり造形。
細い腕は強度的に無理なのでアルミ線を芯にして粘土造形しています。

各パーツが揃ったので仮組み。支えなしでも自立。
次に拳とシャツの袖を造形。袖は特徴ある姿勢を表現する大切なポイントです。
髪の毛も資料写真見ながら盛り付け。髪の流れ表現も苦戦したけど何とかまとまりました。ディテールも雰囲気重視で凝りすぎないように注意。

造形終了！残り時間考えるとギリギリ。表面のペーパー掛けも7割程度しか出来ず、サフを吹いて最後に表面を磨いて原型完成！

そのまま原型の配置を検討、粘土埋めを終えた時点で10日金曜日22時。
シリコンを流し終えこの日の作業は終わり。
しかし、残りのシリコンが絶対的に足りない事に気づく。
在庫シリコンが劣化しており、他の残りをかき集めても4割ほど足りない。最後の手段、先人達の知恵、古いシリコン型を砕いて沈め足りない量をカバーする強硬手段に！（リスクもあるので本来は使いたくない方法）
ほんとギリギリだけど11日土曜日の昼過ぎに反対面も何とかシリコン流し終え、約6時間後無事に硬化。

そのまま流したテストショットは概ね良好。気泡は何とかカバーしつつ量産は相方にバトンタッチ。
その間に展示サンプル品を組み立てて墨入れ（ガッシュを筆塗り）まで。
同時に「勝手にコラボ・みのむし戦車」の塗装をし作業終えたのは日付も変わった12時半過ぎでした。

当日の朝も早くに目覚めてパッケージデザインしてプリント。ワンフェスなどでの経験を活かしてふざけすぎず笑えってもらえるデザインにしました。

当日展示会会場にて。

ある程度他の作品配置が済んでからコッソリサンプルと商品を展示。
意外と気付いてもらえず心配しましたが、ご本人にもサプライズプレゼント成功！
商品として準備した分もおかげさまで完売しました。
もう少し時間あればもっと量産できたのですが、需要あれば用意します。
お一ついかがでしょうか？（笑）